2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第11ステージを観戦するラムール氏(2007年7月13日撮影)。(c)AFP/FRANCK FIFE
【10月17日 AFP】世界反ドーピング機構(World Anti-Doping Agency:WADA)の副会長を務めるジャンフランソワ・ラムール(Jean-Francois Lamour)氏は16日、同機構の副会長を辞任し11月にマドリードで行われる会長選挙に立候補しないことを明らかにした。
会見を行ったラムール氏は「WADAの副会長を辞職することに決めたので、会長選に立候補することはない」と語り、ディック・パウンド(Dick Pound)会長の後任を決める選挙に立候補しなことを明らかにした。
また「WADAの体質は後退してる。WADAを去ってもドーピングとの闘いを続けていく」と語り、欧州で新たに反ドーピング機構を組織する可能性があることを示唆した。
ラムール氏の辞任により、オーストラリアのニューサウスウェールズ州議員や同国下院議員を務めた経験を持つジョン・フェイヒー(John Fahey)氏がパウンド会長の後任として最有力となったが、ラムール氏は、9月22日のフェイヒー氏の立候補を認める投票で、ニュージーランド、米国、南アフリカの代表者らによる不正があったと主張している。
一方、パウンド会長は16日、勝利の可能性のあったラムール氏の決断に驚き、失望したとする見解をAFPに対し伝えた。また、ドーピングとの闘いはこれまでと同じように精力的に行い、フェイヒー氏のドーピング分野での経験の不足がドーピング撲滅の障害にはならないとの見解を示した。
2000年のシドニー五輪招致に貢献したフェイヒー氏は、2001年に健康面の理由により政界から引退している。
オーストラリアのメディアは、ニュージーランド生まれのフェイヒー氏が、自身の当選を確実にするために米国やニュージーランドと裏取引をおこなったと報じている。
WADAの次期会長選挙は11月17日にスペインのマドリードで行われる。
(c)AFP
AFPBB News トップへ
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。