北の湖理事長 時津風親方に厳しい処分を
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【10月2日 AFP】日本相撲協会(Japan Sumo Association)の北の湖(Kitanoumi)理事長は1日、時津風部屋の17歳の序の口力士斉藤俊(Takashi Saito)さんが6月に他の力士との稽古中に倒れ急死した件に関して、時津風親方(Tokitsukaze)が責任を取るべきと話し、厳しい処分を下すことを明らかにした。
北の湖理事長は、時津風親方は亡くなった斉藤俊さんの膝と頭をビール瓶で殴り、弟子の一人がバットで臀部を殴ったことを認めたと明かし、時津風親方から事情聴取を終えた北の湖理事長は「人が一人亡くなっているのだから、我々は厳しく扱わなければならない。私は時津風親方が責任を取らなければならないと考えている。稽古の仕方は相撲部屋によって異なるが、親方には力士を監督する責任がある」と語った。
相撲協会は当初、斉藤さんが急死した際に時津風親方からは病気のため死亡したとの説明を受けていたが、最近の報道により説明に矛盾点が発覚したため時津風親方を呼び出し事情説明を受けていた。
斉藤さんは稽古中に土俵で倒れ、すぐに病院に運ばれたが当初は心不全のため亡くなったとされた。しかしその後、体をチェックすると報道されている通り額に深い切り傷があり、足には明らかにタバコを押し付けたと思われるやけどの跡が見られた。斉藤さんの父親は検視解剖を求め、外傷性ショック死であったことが判明した。
斉藤さんの父親は先週、時津風親方が家族が遺体を見る前に大急ぎで火葬しようとしていたことを明かした。(c)AFP
北の湖理事長は、時津風親方は亡くなった斉藤俊さんの膝と頭をビール瓶で殴り、弟子の一人がバットで臀部を殴ったことを認めたと明かし、時津風親方から事情聴取を終えた北の湖理事長は「人が一人亡くなっているのだから、我々は厳しく扱わなければならない。私は時津風親方が責任を取らなければならないと考えている。稽古の仕方は相撲部屋によって異なるが、親方には力士を監督する責任がある」と語った。
相撲協会は当初、斉藤さんが急死した際に時津風親方からは病気のため死亡したとの説明を受けていたが、最近の報道により説明に矛盾点が発覚したため時津風親方を呼び出し事情説明を受けていた。
斉藤さんは稽古中に土俵で倒れ、すぐに病院に運ばれたが当初は心不全のため亡くなったとされた。しかしその後、体をチェックすると報道されている通り額に深い切り傷があり、足には明らかにタバコを押し付けたと思われるやけどの跡が見られた。斉藤さんの父親は検視解剖を求め、外傷性ショック死であったことが判明した。
斉藤さんの父親は先週、時津風親方が家族が遺体を見る前に大急ぎで火葬しようとしていたことを明かした。(c)AFP