【9月3日 AFP】現在モンゴルに帰国中で引退がささやかれている第68代横綱・朝青龍(Asashoryu)について、朝青龍の兄ドルゴルスレン・スミヤバザル(Dolgorsuren Sumiyabazar)氏が引退説を否定した。

 日本テレビ(Nippon Television)の取材に応じたスミヤバザル氏は「弟のモンゴル滞在は長くはないだろう」と語り、「(朝青龍は)日本には帰ってくるのだろうか?」という問いに対して「もちろん」と答えた。

 朝青龍は、怪我を理由に夏巡業を休業していたにも関わらず故郷モンゴルでサッカーの試合に出場していたことが問題とされ、11月末までの謹慎処分を受けた。この処分を受けた後、精神科医によって精神的に障害を負っていると診断され、現在は治療のために帰国を許されたモンゴルで治療に専念しているとされている。

 朝青龍は帰国の際、空港に詰めかけた取材陣の問いに何も答えず、国内では「もう日本には帰ってこないのでは」という推測が飛び交っていた。

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