【7月9日 AFP】ラグビー、オールブラックス（ニュージーランド代表）のソニー・ビル・ウィリアムズ（Sonny Bill Williams）が9日、ジャパンラグビートップリーグのパナソニック・ワイルドナイツ（Panasonic WILDKNIGHTS）と契約を結ぶと発表した。

　オールブラックスの2011年ラグビーW杯ニュージーランド大会（Rugby World Cup 2011）優勝に貢献した26歳のウィリアムズは、ワイルドナイツで10試合プレーし、ナショナル・ラグビーリーグ（National Rugby League、NRL）に所属するオーストラリアのチームに加入する予定となっている。

　ニュージーランドのオークランド（Auckland）出身のウィリアムズは、2008年にラグビーユニオンに転向する以前にはNRLでプレーしていた。
　
　パワフルな走りと迫力あるタックルをみせるインサイド・センターのウィリアムズは、オールブラックスの一員となる夢を実現させてくれたニュージーランド・ラグビー協会（New Zealand Rugby Union、NZRU）に感謝を述べている。

　ウィリアムズには、日本で140万ドル（約1億1千万円）、NRLでは57万ドル（約4500万円）が支払われる見込みとなっている。

　今季はスーパーラグビー（Super Rugby）のチーフス（Chiefs）でプレーしているウィリアムズだが、日本でプレーした後も2013年中はニュージーランドに戻ることはないと断言している。

　NRLでの移籍先に関しては一切口外しなかったが、シドニー・ルースターズ（Sydney Roosters）が最有力候補と報じられている。

　ウィリムズは記者に対し「移籍先を明かさないことでNRLと数年前に合意している。その関係を複雑化させる立場ではない」と話した。

　ウィリアムズはラグビーの他にもボクサーとしても活躍しており、5勝（うち3KO）を挙げてニュージーランドではヘビー級王者に輝いている。(c)AFP