【10月14日 AFP】契約期限の12月末での退任が発表されたラグビー日本代表のジョン・カーワン(John Kirwan)ヘッドコーチ(HC)の後任として、現在ジャパンラグビートップリーグのサントリーサンゴリアス(Suntory Sungoliath)で指揮を執るエディ・ジョーンズ(Eddie Jones)氏が最有力候補に挙がっていることが明らかになった。
 
 サンケイスポーツ(Sankei Sports)によると、日本ラグビーフットボール協会(Japan Rugby Football Union、JRFU)は、次期ヘッドコーチに2003年ラグビーW杯でオーストラリア代表を決勝まで導いたジョーンズ氏を候補に挙げたと報じている。

 スポーツ報知(Sports Hochi)は、ジョーンズ氏もヘッドコーチ就任に意欲を持っており、あとはサントリー上層部の判断次第だと報じている。
 
 オールブラックス(ニュージーランド代表)の主力選手として1987年ラグビーW杯の優勝に貢献し、2007年に日本代表チームのヘッドコーチに就任したカーワン氏は、日本をHSBCアジア5か国対抗(HSBC Asian Five Nations)4連覇に導き、IRBパシフィック・ネーションズカップ2011(IRB Pacific Nations Cup 2011)では初優勝を果たした。

 しかし、カーワン氏は2011年ラグビーW杯ニュージーランド大会(Rugby World Cup 2011)ではフランス、オールブラックス、トンガに敗れ、カナダと引き分けたことで目標に掲げていた「大会2勝」を達成することができず、13日に退任を表明した。(c)AFP