リーヴルモン新監督の就任を発表するLapasset氏(左)とテクニカルディレクターのJean-Claude Skrela氏。(c)AFP/ERIC CABANIS

【10月25日 AFP】07ラグビーW杯、3位決定戦でアルゼンチンに敗れて4位に終わったフランス代表は24日、マーク・リーヴルモン(Marc Lievremont)新監督の就任を発表した。
フランス・ラグビー連盟は、2006-07シーズンにフランス・2部リーグのダックス(Dax)を率いてチームをトップ14(1部リーグ)昇格に導いた元同国代表で現在39歳のリーヴルモン氏の新監督就任を発表すると同時に、バックスの指導を担当するEmile Ntamack氏とフォワードの指導を担当するDidier Retiere氏のコーチ就任を発表し、3人体制でチームを率いることを明らかにしている。
19日の3位決定戦で敗れ8年に及ぶ長期体制に終止符を打ったベルナルド・ラポルテ(Bernard Laporte)前監督は、フランスの青少年スポーツ大臣に就任している。
1995年から1999年までフランス代表として25試合に出場しているリーヴルモン氏は、フランス・ラグビー連盟の会長を退き国際ラグビー評議会(The International Rugby Board:IRB)の新会長に就任するBernard Lapasset氏の大きな後押しを受けているが、ラグビー・フランスリーグ(Ligue Nationale de Rugby:LNR)の会長を務めるセルジュ・ブランコ(Serge Blanco)氏の支持は得られていない。
Lapasset氏の後任としてフランス・ラグビー連盟会長の最右翼と目されているブランコ氏は「この決定においてなぜLNRが相談を受けなかったのかが分からない」と不満を露わにしており、フランス代表には何が必要で誰が適任なのかを見極めるためにW杯とラポルテ前監督の8年間を振り返る必要があると主張し、現時点での新監督の任命は拙速としてこの決定に反対しているが、Lapasset氏は「4年計画の一環として新監督やコーチを指名した。個人的な選択ではなく長期プロジェクトに基づいたものであり、他のクラブチームの監督と話し合って決定している。独裁者による指令ではない」としてブランコ氏の批判を一蹴している。
一方、トゥールーズ(Toulouse)とのトップ14開幕戦を目前に控え監督を失ったダックスのGilbert Ponteins会長は「協会の決定により監督を失った影響とストレスに対処している段階だが、シーズンの開幕は目前なのでとても耐え難い。このような展開になるとは予想だにしていなかったが、素晴らしいシーズンを過ごした後なので間違いなく悪影響を及ぼすだろう」と語り、事態の急展開に動揺を隠せずにいる。
その他の次期監督候補には、厳しい指導でトゥールーズに多くの成功をもたらしブランコ氏の支持を受けるGuy Noves氏や、イングランドのプレミアシップのセール・シャークス(Sale Sharks)を指揮しLapasset氏が後押ししていたフィリップ・サンタンドレ(Philippe Saint Andre)氏の名前が挙げられ、2011年にニュージーランドで開催される次回W杯でフランスに初タイトルをもたらし得るより現実的な候補と目されていた。
1994年から2000年にかけてフランス代表として46試合に出場し、シニアのチームを率いた経験は無いものの、トゥールーズのU21を指揮した経験を持ち、フランスのU21代表を2006年に世界一に導いた実績を評価されてコーチ陣に入ったNtamack氏は「非常に名誉なことで大きな喜びだ」とコーチとしての潜在能力が信任を得たことを素直に喜び、3人体制でチームを率いることについては「我々はトリオとして仕事をすることをポジティブに捉えており、それぞれの異なる才能が役に立つと信じている」と語り、意に介していない様子を見せている。
(c)AFP
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