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主要通信社 ラグビーW杯の報道をボイコット

  • 2007年09月07日 15:11 発信地:パリ/フランス
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ニュージーランド代表(オールブラックスAll Blacks)の練習を後ろに抗議の態度を見せる各通信社のカメラマンたち。(c)AFP/BORIS HORVAT

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【9月7日 AFP】主要な通信社が07ラグビーW杯の開幕を翌日に控えた6日、24時間の大会報道ボイコットを表明した。

 AFP通信(Agence France-Presse)、ロイター通信(Reuters)、AP通信(Associated Press)、ゲッティーピクチャーズ(Getty Pictures)やドイツの通信社DPAは、国際ラグビー評議会(The International Rugby Board:IRB)の定めた試合中の写真の送信についての規定に抗議する為、24時間はW杯についての文章や写真、映像の配信を行わないとした。

 IRBの敷く規制は、特にインターネット上に流れる試合中の写真について言及している。それに対しAFP通信のピエール・ルエット(Pierre Louette)CEOは、「基本的な権利が危険にさらされている。IRBの金銭的な利益を守るという名目上で、その権利が侵害されているのは疑う余地がない」と語っている。AFPは、『AFPを含む国際通信社とIRB間でのW杯報道に関する交渉は、未だに行き詰まっています。この為、AFPはボイコット参加を決定しました』と、顧客に文書を送っている。

 またロイター通信は「編集の正確さ」を守るためと主張し、「このような方法を取る事は残念ではありますが、ロイター通信は地球規模の顧客を持ち、その報道の権利や利益を守るのは重要なことです。IRBの出す認定条件ではロイターは計画通りに報道を続けることが出来ません」と声明を発表している。抗議活動は新たな交渉が開かれる現地時間7日に見直される。

 各通信社や国際新聞協会(World Association of Newspapers:WAN)は、各試合中に50枚のみ写真の送信を許可するというIRBの強制的な条件に強い反発を示している。50枚の内訳は通常の試合時間で前後半40枚、延長の場合は前後半各5枚となっている。しかしながら、8月21日にアイルランドのダブリンで行われたIRBとメディア間での会合では、W杯の試合中1秒につき1枚の写真を送信することが出来るという条件で合意していた。この場合では前後半合わせて4800枚、延長戦を含めると6000枚の写真が1試合で送信できることとなる。これは、サッカーW杯を主催する国際サッカー連盟(FIFA)や国際五輪委員会(International Olympic Committee:IOC)との取り決めと一致している。

 IRBは議論についてメディアによる「誤報キャンペーン」の演出を非難している。IRBのマイク・ミラー(Mike Miller)CEOは5日に開かれた記者会見で、「このルールは特定の権利を得るためにIRBの再投資を助けることとなる代金を支払う人、そういった権利に対して料金を支払わない人、誰に対しても平等」と語っている。また、IRBのシド・ミラー(Syd Millar)会長はこのW杯でIRBが9000万ポンド(約210億円)の収入を見込んでいるが、ピエール・ルエットCEOはIRBの行動がジャーナリストたちの主だったスポーツイベントにおける報道規制の土台から生じたと考え、「もし本当の自由の下での報道を奪うとしても、このようなことが一部の主催者が大会を完全に支配したいという願望を強調する。もしIRBが使える写真を10枚から40枚に増やしたとしても、我々の顧客の使用できる写真に対する大幅な規制はそれでも受け入れがたいものだ。我々はIRBに対してこれを何度も繰り返し述べている」と、厳しい規制に警鐘を鳴らしている。

 フランス政府は現地6日遅くにも両者の協議後の合意に到るようにと要求している。フランス外務省のスポークスマンであるパスカル・アンドレアーニ(Pascale Andreani)氏は、「相応しいメディアによる報道からW杯が利益を得るということは大切なこと。そして、両者の要望が満たされる解決策が見つかることを望んでいる」と声明を発表している。

(c)AFP

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