【12月16日 AFP】ボクシング、WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦が15日、米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)のトヨタセンター(Toyota Center)で行われ、同級王者のノニト・ドネア(Nonito Donaire、フィリピン)はホルヘ・アルセ(Jorge Arce、メキシコ)を3回KOで下し、タイトル防衛に成功した。

 フィリピンの英雄ドネアは、第3ラウンド終了のゴング目前に強烈な左フックをあごに打ち込みアルセをマットに沈めると、ローレンス・コール(Laurence Cole)レフェリーは、2分59秒で試合終了を宣言した。この勝利で王座を守ったドネアは、連勝を30に伸ばした。

 これで戦績を31勝1敗(20KO勝ち)としたドネアは、2001年にプロ2戦目で敗戦を喫して以降、無敗を守っている。

 ドネアは2012年2月にウィルフレド・バスケス(Wilfredo Vazquez、プエルトリコ)との王座決定戦に勝利し、空位となっていたスーパーバンタム級の王座を獲得。10月には西岡利晃(Toshiaki Nishioka)とのWBC・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦に勝利し、タイトルを防衛していた。(c)AFP