【8月9日 AFP】第13回世界陸上大邱大会(13th IAAF World Championships in Athletics Daegu)に出場する南アフリカ代表メンバー26人が8日に発表され、両足義足の陸上選手、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)が選出された。

 「ブレードランナー」として知られているピストリウスは、27日に開幕する世界陸上で男子400メートルと4x400メートルリレーに出場する。

 パラリンピックで4個の金メダルを獲得しているピストリウスは、7月19日にイタリアのリニャーノ(Lignano)で行われた競技会の男子400メートルで自己ベストとなる45秒07を記録し、世界陸上の出場資格を獲得していた。

 生後11か月で両ひざから下を切断したピストリウスは、2008年のスポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport、CAS)の裁定により健常者の大会に出場できるようになったが、2008年の北京五輪には出場できなかった。

 また、2009年に行われた第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)の女子800メートルで優勝するも、その後、性別疑惑が取りざたされたキャスター・セメンヤ(Caster Semenya)も代表入りを果たした。(c)AFP/David Legge