【7月20日 AFP】南アフリカの両足義足の陸上選手、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)が、イタリアのリニャーノ(Lignano)で19日に行われた競技会の男子400メートルで45秒07を記録し、8月に韓国で開催される第13回世界陸上大邱大会(13th IAAF World Championships in Athletics Daegu)の出場資格を獲得した。

 カーボンファイバーの義足で走ることから「ブレードランナー」として知られているピストリウスは、45秒61だった自己記録を更新すると同時に、大会参加標準記録をクリアした。

 生後11か月で両ひざから下を切断したピストリウスは、2008年のスポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for SportCAS)の裁定により健常者の大会に出場できるようになったが、2008年の北京五輪には出場できなかった。(c)AFP