【8月13日 AFP】陸上男子100メートルの前世界記録保持者アサファ・パウエル(Asafa Powell)と、北京五輪女子100メートル金メダリストのシェリーアン・フレーザー(Shelly-Ann Fraser)ら6選手が12日、第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)に出場することが明らかとなった。

 ジャマイカ・アマチュア陸上競技連盟(Jamaican Amateur Athletic Association、以下JAAA)は国際陸上競技連盟(International Association of Athletics Federations、以下IAAF)に対し、パウエルとフレーザー他4選手の同大会へのエントリー取り消しを求めていたが、IAAFはJAAAに翻意を促した。

 IAAFのピピエール・バイス(Pierre Weiss)事務総長は、「われわれは世界選手権のクオリティーを維持したかった。これはジャマイカ代表団の不要な行為であり、今回のようなことは全く好ましくない。このような問題は話し合いでの解決が望ましい」と語っている。

 パウエル、フレーザー、北京五輪女子100メートルハードルの覇者メレーン・ウォーカー(Melaine Walker)、カリース・スペンサー(Kaliese Spencer)、ブリジット・フォスター・ヒルトン(Brigitte Foster-Hylton)、シェリカ・ウィリアムズ(Shericka Williams)の6選手は、ドイツ・ニュルンベルク(Nuremberg)での代表チーム合宿への参加を拒否し、ステファン・フランシス(Stephen Francis)コーチと共にイタリア・リニャーノ・サッビアドーロ(Lignano Sabbiadoro)で合宿を行っていたため、協会から処分を受けていた。(c)AFP