【5月16日 AFP】(一部修正)英マンチェスター(Manchester)で17日に行われる競技会で復帰する陸上短距離のウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が、足の手術から回復したことを証明できると自信を見せた。

 4月に乗っていた車が横転するほどの交通事故を起こしたボルトは、事故後には車から降りる際に足に刺さったとげを抜く手術を受けていた。

 ドノバン・ベイリー(Donovan Bailey)氏が保持するめったに走られることのない150メートルの記録14秒99を破る可能性にも期待が寄せられている北京五輪短距離3冠のボルトは、休養と数日間の練習を経てマンチェスターの市街地で行われるグレート・シティ・ゲームズ(Great City Games)に向けて万全の体調であると話している。

 ボルトは「14秒台で走ることができると思うけど、練習だけでしか走ってないためタイムのことは気にしないようにするよ。僕はいつでも真剣に取り組むから、僕にとって今回は試合なんだ。記録を破ることとの比較はできないけれど、コーチにはここに来たいと話した。事故を受けてコーチはここに来ることを再考していたけれど、僕は来たかった」と話している。

 また、サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のファンであるボルトは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)と会う機会を設けた。ボルトは「彼は僕に走ることについて聞いてきたよ。問題がどこにあるか答えた。彼はトップスピードになると少し傾いてしまうんだ。それと僕はもう少し乱暴になってもいいんじゃないかって言ったよ。彼はソフトだから相手にやられ続けてしまうんだ。(面会時間は)あっという間だったよ。フリーキックを蹴るのを見てたりした」と語っている。(c)AFP