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ピストリウス 「戦い続ける」伊テレビに語る

  • 2008年01月30日 16:21 発信地:ローマ/イタリア
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Rai TVでのインタビューを前に、競技用の義足を手にして笑顔を見せるオスカー・ピストリウス。(c)AFP/TIZIANA FABI

【1月30日 AFP】「ブレードランナー」として知られる南アフリカのオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)は現地29日、イタリアのテレビのインタビューに応じ、五輪出場禁止の決定を覆すために戦い続けることを誓った。

 幼少期に両脚の膝下を切断したピストリウスは、炭素繊維で作られた義足を着用して競技を行っているが、パラリンピックではなく通常の五輪で競技に出場することを望んでいる。

 8月に開催される北京五輪までに決定を覆すための時間は無いと自身でも認めているが、それは戦いを諦める理由にはならないとするピストリウスは、「私の戦いというのは私だけに特別なものではなく、陸上競技界全体の動向にも繋がるものです。健常者と競技に臨むことや、区分や垣根を取り払いたいと考えている他の障害を持ったアスリートにとっても前進することは大事なことです」と、訪れていたイタリアの国営放送であるイタリア放送教会(RAI)に対して語り、また「訪問中イタリアの方々が見せてくれた御心遣いや御好意に感謝すると共に、その気持ちのためにも戦い続けていきます」と、今後も諦めない姿勢を貫くこと明かした。

 ピストリウスはイタリアの元陸上選手であるピエトロ・メンネア(Pietro Mennea)氏が保持していた男子200メートルの元世界記録である19秒72と書かれたTシャツを着用していた。そのメンネア氏は「北京での五輪に参加したいという彼の夢を止める権利は我々には有りません。スポーツ界での実際の問題というのはこういったものではなく、違うところに有るものです」とピストリウスを擁護している。

 また、イタリア五輪委員会(Italian International Olympic Comitee:CONI)の副会長を務めるルカ・パンカリ氏(Luca Pancalli)も「ピストリウスに対してアスリートとしても人間としても最上の敬意を払い、また、自身の目標を諦めないという彼の頑固さや粘り強さに感服した」と語り、ピストリウスを支持した。

 2007年11月にドイツのケルン(Cologne)で、同等の能力を持つ5人の健常選手と同じ速度で走った場合約25%少ないエネルギー消費量で済むことが科学的なテスト後に明らかとなり、五輪参加禁止の裁定がピストリウスへ下されたが、ピストリウスは結果を否定しテストに不具合があったと主張している。(c)AFP
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