【9月10日 AFP】国際グランプリ陸上2007・リエティ大会(IAAF Rieti Grand Prix 2007)、男子100メートル・予選でジャマイカのアサファ・パウエル(Asafa Powell)が、自身の持つ世界記録9秒77を0秒03更新する9秒74の世界新記録を樹立した。

 2005年6月にスーパーグランプリ(IAAF Super Grand Prix)アテネ大会で9秒77の世界新記録を樹立し、2006年にはタイ記録を2度記録していたパウエルは、スーパーグランプリ第5戦、DNガラン(DN Galan 2007)参戦中の8月初旬に「9秒73か74くらいで走れる」と語り、今シーズン中の世界記録更新に自信を見せていた。

 一方でパウエルは、8月25日から9月2日にかけて行われた第11回世界陸上大阪大会(11th IAAF World Championships in Athletics Osaka)、男子100メートル・決勝では、9秒84を記録して優勝を果たした米国のタイソン・ゲイ(Tyson Gay)、9秒91を記録したバハマのデリック・アトキンス(Derrick Atkins)に次ぐ9秒96の3位に終わり、「コンディションは万全だったが、決勝では大きなミスを犯してしまった」とレース後に語っていた。(c)AFP