【10月16日 AFP】(写真追加、記事更新)第41回世界体操競技選手権(Artistic Gymnastics World Championships 2009)は15日、男子の個人総合決勝が行われ、内村航平(Kohei Uchimura)が合計91.500点で金メダルに輝いた。

 安定した演技でほぼノーミスだった20歳の内村は、中国の楊威(Yang Wei、ヤン・ウェイ)に次いで銀メダルを獲得した北京五輪を上回る演技を披露し、2位に入り観客を沸かせた地元英国のダニエル・キーティングス(Daniel Keatings)に2.575点の大差をつけた。

 3位にはキーティングスと0.525ポイント差でロシアのユーリ・リャザノフ(Yury Ryazanov)が入り、4位に終わった田中和仁(Kazuhito Tanaka)の表彰台入りを阻んだ。

 1種目目のゆかで最高得点を記録した内村は、北京五輪で苦戦した2種目目のあん馬を終えてリードすると、その後はつり輪と跳馬、鉄棒で最高得点を叩き出し、2012年のロンドン五輪で体操競技が実施されるO2アリーナ(O2 Arena)で金メダルを獲得した。(c)AFP/Steve Douglas