【8月20日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは19日、第1節の1試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が4-0でニューカッスル(Newcastle United)に快勝した。

 マンチェスター・シティは本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で10人のニューカッスルを打ちのめし、マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督新体制で完璧なスタートを切った。

 ペジェグリーニ監督は、12-13シーズンにプレミアリーグのタイトルをマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に明け渡したチームを再建するため、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ(Abu Dhabi)に拠点を置くクラブの経営陣によって招へいされた。

 そしてシティの選手たちは、文句のつけようがない内容で指揮官の初陣を飾り、ペジェグリーニ監督の期待に応えてみせた。

 優勝争いのライバルで、同じく新監督を迎えたマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー(Chelsea)と同様に白星発進することは、昨季の終盤に解任されたロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)氏の後任を務めるペジェグリーニ監督にとって、とても重要なことだった。

 大方の予想では、イングランドでペジェグリーニ監督は4-3-3システムを採用すると見られていたが、ニューカッスルとの試合ではプレシーズンを通して戦った4-4-2システムを採用した。

 強力な選手層を持ったペジェグリーニ監督は、アルバロ・ネグレド(Alvaro Negredo)とサミル・ナスリ(Samir Nasri)をベンチに置き、ステヴァン・ヨヴェティッチ(Stevan Jovetic)、ギャレス・バリー(Gareth Barry)、ミカ・リチャーズ(Micah Richards)をベンチ外とした。

 新戦力で先発起用されたのはヘスス・ナバス(Jesus Navas)とフェルナンジーニョ(Fernandinho)の2人だけだったが、シティが新シーズンに対する野心を示すのにあまり時間を必要とはしなかった。

 シティは前半6分にスペイン代表のダビド・シルバ(David Silva)のヘディングで先制すると、同22分にはアルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が追加点を挙げた。

 対するニューカッスルは、ハーフタイム直前にアグエロを捕まえようとして前腕で殴ったDFスティーブン・テイラー(Steven Taylor)が退場処分となり、より厳しい状況に立たされた。

 シティは後半5分にヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が見事な直接フリーキックを決めてリードを3点に広げると、同30分には途中出場のサミル・ナスリ(Samir Nasri)のゴールで突き放し、ニューカッスルにとどめを刺した。

 終盤には新加入のネグレドが投入され、その後ニューカッスルのGKティム・クルル(Tim Krul)がエディン・ジェコ(Edin Dzeko)のヘディングを弾いたボールを押し込み、新天地初ゴールを記録したかのように見えたが、オフサイドと判定され、得点は認められなかった。(c)AFP/Graham Chase