【7月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は28日、アジア遠征中のタイ・バンコク(Bangkok)でタイ代表との親善試合を行い、3-0で勝利した。

 リバプールは、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が素晴らしい個人技を見せ、移籍を望むストライカーのルイス・スアレス(Luis Suarez)よりも輝きを見せた。

 攻撃的MFのコウチーニョは前半、単独でボールを持ち込んで鮮やかな先制ゴールを見せると、後半開始直後にはチーム2点目となるイアゴ・アスパス(Iago Aspas)の技ありの得点をお膳立てした。

 主将のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)がチーム3点目のゴールを決め、その後のシュートは枠に嫌われたものの、ブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督率いるリバプールはアジア遠征で3戦連続の完封勝ちを収めた。

 アーセナル(Arsenal)が獲得を狙い注目を集めるスアレスは後半15分過ぎにラジャマンガラ・スタジアム(Rajamangala Stadium)に登場したものの、ヘディングシュートがクロスバーを叩くなど得点を加えるには至らなかった。

 1月にイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から移籍してきたコウチーニョと6月にセルタ(Celta de Vigo)から獲得したアスパスは、それぞれがアジア遠征で2得点を挙げ、ロジャーズ監督にとってシーズン前の景気づけとなった。

 ロジャーズ監督は、「素晴らしい試合で、3つの見事なゴールが決まった。われわれの激しさの度合い理想的だった。タイ代表チームの名誉のために言うが、彼らのプレーは素晴らしかった」と試合を振り返った。

 またスアレスについては、身体は「まだ仕上がりの途中」としながらも、シーズンが近づくにつれステップアップしていると触れた上で、「スアレスは疑う余地もなくリバプールの選手だ」と述べた。(c)AFP