【2月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するフランク・ランパード(Frank Lampard)が12日、出版社と契約を結び、子供向けの本の執筆に乗り出したことを明らかにした。

 34歳のランパードが紙とペンを手元に用意したと聞いても、チェルシーのファンが安堵のため息をつくのはまだ早い。それは子供向けの本を5冊を執筆するためで、今夏で切れるクラブとの契約については、いまだ更改の打診は受けていない。

 ランパードは自身の子供への読み聞かせが執筆に乗り出すきっかけだったとし、ストーリーについては、主人公の少年「フランキー(Frankie)」がサッカーを通じてできた友だちや飼い犬のマックス(Max)とともに繰り広げる冒険の物語だと明かした。

 声明を発表したランパードは登場人物について、「実際の友人やチームメイトを少し参考にしています」とコメントし、続けて契約の理由について次のように説明した。

「自分の子供たちに読み聞かせをしているときに、この『Frankie and his Magic Football』シリーズのアイデアを思い付きました。私の家庭ではサッカーと読書の2つは欠かせない柱になっています。それで、サッカーの出てくる冒険物語を自分で書いてみようと思い立ちました」

 英国人口の上位0.1パーセントに当たるIQ150の頭脳を持つと言われ、サッカー界で最も知性溢れる選手とされるランパードは、2013年6月にデビュー作『Frankie Versus The Pirate Pillagers』を刊行し、その後年内に2冊、2014年中にさらに2冊を刊行する予定としている。(c)AFP