【3月22日 AFP】11-12イングランド・プレミアリーグは21日、第29節の試合が各地で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は、一時は構想外とされながらも戦列復帰を果たしたカルロス・テベス(Carlos Tevez)が重要な役割を果たし、チェルシー(Chelsea)を2-1で下した。

 テベスの途中出場後に2得点を記録したマンチェスター・シティ(以下シティ)は、首位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差を1としている。

 2011年9月に行われた欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)、グループリーグ第2節のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦でウォームアップを拒否したとされ、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督の怒りを買っていたテベスは、後半21分にナイジェル・デ・ヨング(Nigel de Jong)との交代で途中出場を果たし、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で約6か月ぶりにプレーした。

 後半15分にギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)のゴールでチェルシーに先制点を奪われていたシティは、同33分にセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のペナルティーキック(PK)で同点に追いつくと、同40分にはテベスのアシストからサミル・ナスリ(Samir Nasri)が決勝点を挙げ、プレミアリーグ記録となるホーム20連勝を達成した。

 一方、チェルシーはロベルト・ディ・マッテオ(Roberto Di Matteo)暫定監督就任後初黒星を喫し、4位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と勝ち点差は5となった。

 同日行われたその他の試合では、アーセナル(Arsenal)が1-0でエバートン(Everton)に勝利し、ストーク・シティ(Stoke City)と1-1で引き分けたトッテナムと入れ替わりで3位に浮上した。

 また、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)に3-2でリバプール(Liverpool FC)から逆転勝利を収め、降格圏内を脱出している。(c)AFP/Steve Griffiths