【1月17日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は16日、ボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)のギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)の獲得を正式に発表した。

 センターバック(CB)を務める26歳のケイヒルは、約2週間に及ぶ交渉の末に移籍金700万ポンド(約8億2千万円)で移籍が決定した。ケイヒルは、チェルシーのアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督にとって、1月の移籍市場では最初の新戦力となっている。

 給与交渉ではケイヒルの要求とクラブの間に開きがあったが、ケイヒルが当初要求していた週給10万ポンド(約1170万円)より2万ポンド少ない8万ポンド(約940万円)で合意に至った。

 ケイヒルはチェルシーの公式サイトで、「チェルシーのような毎年タイトルを狙えるビッククラブに所属することは僕にとって大きなチャンスだし、断ることはできない」とコメントした。

 今季のリーグ戦で最多失点を喫しているボルトンに所属していたケイヒルだが、代表戦ではチェルシー主将で同じくCBのジョン・テリー(John Terry)とともに上々のプレーを披露している。

 アーセナル(Arsenal)やトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)も獲得に興味を示していたが、契約期間が残り6ヶ月となったケイヒルを放出して移籍金を手にすることを選んだボルトンに対し、チェルシーだけが1月の移籍市場での獲得に意欲を見せていた。(c)AFP