【10月25日 AFP】イングランド・チャンピオンシップ・リーグ(2部)のレスター・シティ(Leicester City)は24日、スベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)監督の退任を発表した。

 クラブの公式ホームページで「双方の合意」により退任が決まったと声明を発表したレスター・シティは、後任監督が決定するまで下部組織の責任者とコーチが共同で指揮を執るとしている。

 22日にホームで行われた第13節のミルウォール(Millwall FC)戦で0-3と敗れ、リーグ戦13位となっていたレスター・シティを所有するタイに拠点を置くアジア・フットボール・インベストメンツ(Asia Football Investments)は、同リーグの基準からは高額に分類される約1000万ポンド(約12億円)の補強費を費やしたものの、好転しない戦績に不満を抱き、週明けにはエリクソン氏と面談を行っていた。

 イングランド代表やメキシコ代表、コートジボワール代表などの監督を歴任していたエリクソン氏は、2010年10月に当時同リーグの降格圏にいたレスター・シティと2年契約を結び、順位を10位に押し上げてシーズンを終えたが、今季は13試合を終え5勝を挙げるに留まっていた。

 過去にイングランド代表を率いた指揮官がチャンピオンシップ・リーグのクラブの去るのは、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)の監督を解任されたスティーヴ・マクラーレン(Steve McClaren)氏についで、今季2例目となった。マクラーレン氏は、エリクソン氏の同代表監督時代にアシスタントコーチを務め、その後任として指揮を執っていた。

 後任候補には、1995年から2000年までレスター・シティの監督を務め、プレミアリーグのアストン・ビラ(Aston Villa)などで指揮官を務めていたマーチン・オニール(Martin O'Neill)氏の名前が挙がっている。(c)AFP