【10月7日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するイングランド代表ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)の父親が6日、スコットランド・プレミアリーグを対象とした違法賭博に関与した疑いで逮捕された。

 マージーサイド警察署(Merseyside Police)によると、賭博委員会との合同捜査で9人が逮捕され、その中にルーニーの父親と叔父が含まれていたとしている。

 また、賭博に関わったとしてスコットランド・プレミアリーグのマザーウェルFC(Motherwell FC)に所属するスティーブ・ジェニングス(Steve Jennings)もグラスゴー(Glasgow)の自宅で逮捕された。

 問題となっている試合は、2010年12月14日に行われたマザーウェルFC対ハート・オブ・ミドロシアン(Heart of Midlothian)戦で、ジェニングスは反則と審判に対する暴言で退場処分となっていた。

 スコットランド・プレミアリーグのスチュワート・レーガン(Stewart Regan)会長は「スコットランド以外の地域からも逮捕者が出ている以上、捜査範囲を広げる必要がある」とコメントした。また、マザーウェルFCに対して処分を検討していることを示唆した。

 7日に欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)のモンテネグロ戦を控えるイングランド代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は、ルーニーの様子について「本人とも話したが問題はなかった。試合に出場する準備はできている」と話した。

 また、チームの主将を務めるジョン・テリー(John Terry)も「彼は7日の試合を全力でプレーする資格がある。明日の試合の重要性をチーム全体が理解している。ピッチ上では必ず試合だけに集中する」と語った。(c)AFP