【10月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグのブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)は26日、選手3人とスタッフが新型インフルエンザA型(H1N1)に感染しているが、27日に行われるピーターボロ(Peterborough United)とのカーリング杯2009-10(Carling Cup 2009-10)4回戦を予定通りに開催すると発表した。

 ブラックバーンのサム・アラーダイス(Sam Allardyce)監督は26日、チェルシー(Chelsea)とのリーグ戦(24日)の前に選手がインフルエンザに感染していたことを明かした。しかし、同監督は選手名の公表を避けた。

 チェルシー戦を欠場したクリストファー・サンバ(Christopher Samba)とデイヴィッド・ダン(David Dunn)が該当するか否かを尋ねられたアラーダイス監督は、「新型インフルエンザに違いない。選手名の憶測が流れているが、触れないでおこう。今朝、新たに1人の選手(計3選手)とスタッフが感染した。2選手は回復をしているが明日(27日)の試合には使えない」とコメントしている。

 また、アラーダイス監督は、プレミアリーグの規則上チームにはチェルシーと試合を行う以外の選択肢がほとんどなく、たとえ選択肢を受け入れたとしてもウイルスが伝染する危険性があったとし、「プレミアリーグは、われわれが試合の中止を求めなかったとし、どっちつかずの態度を取ろうとしていた。試合が中止にできないことは分かっていた。もし、新型インフルエンザが大発生しても、試合は中止にならない。何があってもだ。われわれは100%、責任を全うした。選手とスタッフの感染を明らかにし、チェルシーにも同じように電話で伝えた」と語っている。

 ブラックバーンはピーターボロ戦の延期をイングランド・フットボールリーグ(The Football League)に求めているが、26日の時点で試合は開催される予定のままとなっている。

 フランスの1部リーグでは、選手の新型インフルエンザ感染により、25日に予定されていたオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)対パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)の試合が延期されている。(c)AFP

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