【9月16日 AFP】イングランドサッカー協会(Football Association、以下FA)は15日、アーセナル(Arsenal)戦で暴力的及び不適切な振る舞いをしたマンチェスター・シティ(Manchester City)のエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)に対して責任追及することを発表した。

 2009年8月にアーセナルからマンチェスター・シティに移籍したアデバヨールは12日、アーセナルとの国内リーグ戦でロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)を踏みつけた。踏みつけられたファン・ペルシーは「思慮が無く、悪意のある」暴力を受けたと同選手を非難している。

 さらにアデバヨールは、同試合で得点を決めた後、ピッチを全速力で走りアーセナルファンの前で自らの得点を喜んだ。その際、アーセナルファンが座っていた場所からものが投げ込まれ、ものが当たった警備員は気絶していた。大マンチェスター警察(Greater Manchester PoliceGMP)は同選手の行為を厳しく非難している。

 FAは「迅速な手続きの下、ロビン・ファン・ペルシーの顔面に負傷を負わせる結果となった暴力行為で、アデバヨールを問責することとなった。FAに対し、(同試合の主審を務めた)マーク・クラッテンバーグ(Mark Clattenburg)審判はアデバヨールの行為を見ていないとしているが、同選手がそうしたのであれば、暴力行為で退場処分としていただろうと意見した」と声明を発表している。(c)AFP