【7月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)に所属するイングランド代表のミッドフィールダー(MF)スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)に24日、バーで起きた会社員に対する暴行事件の裁判で無罪判決が言い渡された。

 ジェラードは裁判所の外で「このことは忘れたい。新シーズンをとても楽しみにしており、フットボールに集中したい」と短い声明を発表し、2008年12月から悩まされていた事件の判決に安堵(あんど)の声を漏らした。

 24日の審理は判決まで70分しかかからなかったが、ジェラードは判決が読み上げられても感情を表にすることはなかった。

 ジェラードに対して判事は「判決は今回の件の事実に完全に基づいた信頼性の高いものであり、あなたは名声を傷つけられることなくこの裁判所を出て行く」と語っている。

 これを受けてリバプールのラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は同日、「本当に安心している。彼は我々にとって極めて重要な選手であり、これからはフットボールだけに集中できる」と判決を歓迎するコメントを出している。

 アジアツアーで滞在するシンガポールでベニテス監督は「クラブ、トレーニングキャンプでここにいる全員が胸をなで下ろしている。我々はいかなる時も彼をサポートし続け、判決を待つのみだった。これで彼はフットボールだけに集中することができる。去年と同じレベルでプレーできれば良いね」と語っている。(c)AFP