英サウスポートのノース・セフトン(North Sefton)治安判事裁判所に姿を見せたスティーブン・ジェラード。(2009年3月20日撮影)。(c)AFP/PAUL ELLIS
【7月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)が23日、同選手が関与したとされる乱闘事件の審理で正当防衛を主張した。
2008年12月にリバプール近郊のサウスポート(Southport)のバーで起きた乱闘騒ぎに関与したとして起訴されているジェラードは、「自分がどういう状態であるかをしっかりと把握していた」と話し、事件当時は冷静さを保ち、被害を受けたマーカス・マッギー(Marcus McGee)氏(34歳)に対して暴行をはたらいたのではなく、殴ったのは正当防衛のためだったと主張している。
バーで流されていたCDの曲目を選択しようとしたところ、マッギー氏にそれを止められたことから口論に発展したと説明したジェラードは「彼は私の言葉に耳を傾けなかった上に何度か罵り、それで4、5秒ほど口論になったが、彼はその場から立ち去った」と語った。その後、怒りが収まらず、数分後にマッギー氏のもとに向かったと話したジェラードは、当時の様子について「何故あのような態度に出たのかを尋ねると、彼は座っていた椅子から立ち上がり、私と向かい合った」と説明している。
弁護士から、何故マッギー氏を殴ったのかと尋ねられたジェラードは「自己防衛のためだ。当時、先に手を出した理由を警察に説明することはとても難しかった。僕らは口論になり、マーカスが向かってきたから腕を上げたと警察に証言した。マッギー氏が自分の方に向かってきたのは、手を出すためだと確信していた」と答えた。
殴打している様子がはっきりと映っている監視カメラの映像が流された後、ジェラードは「けんかをしようと思ってあの場に向かったわけではない。こうなってしまったことに動揺している」と語った。
マッギー氏の弁護士から、どのようにアッパーカットパンチを繰り出したか実演するように促されたジェラードは、それを実際にやってみせ、続けて自分のしたことに「嫌気がさしたか」との質問には「本当に申し訳なく思っている」と答え、謝罪している。(c)AFP