【9月2日 AFP】元タイ首相のタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)氏が会長を務める、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)のアラブ首長国連邦(UAE)の投資会社への売却が間近となった。1日、マンチェスター・シティは両者の間で覚書に署名を行ったことを発表している。

 タクシン氏はこの数週間、資産がタイでの汚職と詐欺容疑で凍結されたため、マンチェスター・シティの売却を検討していたがついにその買い手を見つけた。

 1日にアブダビ・ユナイテッド・グループ・デベロップメント・アンド・インベストメント(Abu Dhabi United Group for Development and Investment、以下ADUG)が契約を完了したと報じられたが、すぐさまマンチェスター・シティは交渉が大詰めを迎えていると声明を発表した。

 声明で同クラブは「マンチェスター・シティは、アブダビ・ユナイテッド・グループ(ADUG)とマンチェスター・シティ・フットボール・クラブが覚書に署名を行ったこと発表します。FAプレミアリーグを含む全関係者の適正評価に入ったばかりです。さらなる声明はおって発表いたします」としている。

 また同クラブのガリー・クック(Garry Cook)氏は、地元マンチェスター・イブニング・ニュース(Manchester Evening News)紙に対し「しばらくの間、戦略的パートナーシップを求めてきていたことは秘密でないが、現段階では法的な理由により何も言えない」と語っている。(c)AFP