【1月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool)は、ロシアのゼニト・ザンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)からスロバキア人DFのマルティン・シュクルテル(Martin Skrtel)を獲得した。

 リバプールと4年半の契約を結んだシュクルテルは、足を骨折し戦列復帰を目指しているダニエル・アッガー(Daniel Agger)とリバプールでのプレーに終止符を打つと見られているサミ・ヒーピア(Sami Hyypia)のセンターバック陣の穴を埋めるために不可欠な選手となる。移籍金はディフェンダーとしてはリバプール史上最高額の650万ポンド(約13億8700万円)と見られている。

 2008年1月の移籍市場で初の新入団選手を獲得したリバプールのラファエル・ベニテス監督(Rafael Benitez)はチームのホームページ上で「多くの人が知っているという選手では無いと思いますが、彼はゼニト・ザンクトペテルブルク在籍時にエバートン(Everton)と対戦しているので、イングランド流のスタイルを知っているセンターバックです。積極的で素早くて空中戦も強い選手であり、現在もですが今後に向けて非常に優秀な選手だと考えています。競争心が高く、考え方も私好みです。いくつかのゲームで彼を見ていると、彼の思考方法はキャラ(ジェイミー・キャラガー(Jamie Carragher)の愛称)とも似ていて、チームにも非常にプラスになると考えます。質の高い選手ですから、今後は誰をプレーさせるかという嬉しい悩みを抱えることになるでしょう。彼は今すぐにも出場できるほどの経験や実力を兼ね備えています」と語っている。(c)AFP