【6月5日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool)に所属するイングランド代表のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)とジェイミー・キャラガー(Jamie Carragher)が4年間の契約延長にサインした。

 同クラブの公式ウェブサイト上に掲載されたインタビューでキャラガーは「サイン交わすことができとても喜んでいる。我々二人は地元リバプールの出身で、このクラブでキャリアを終えたいと常々言ってきた。4年間契約を延長したが、願わくばその間はレギュラーとしてチームに貢献したい。それが唯一の目標」と契約延長の喜びを語っている。

 また、ジェラードは「ジェイミーと同じく非常に嬉しい。交渉は極めて順調に進み、かなり早い段階でまとまったと思う。ここ数週間は移籍の可能性などいろいろなことを言われたが、これで周囲も静かになるだろうし2007-08シーズンが今から待ち遠しい。クラブの買収、新スタジアムの建設などリバプールは激動の時期を迎えている。今後チームは更に強くなりこの4年間でカップ戦も含めできるだけ多くのタイトルを狙いたいが、プレミアリーグの制覇が最大の目標であるのは偽らざる事実だ」と語り、タイトル獲得への強い意気込みを口にしている。

 共同オーナーとしてトム・ヒックス(Tom Hicks)氏とジョージ・ジレット(George Gillett)氏を迎え入れたリバプールは、06-07シーズンでは決勝でACミラン(AC Milan)に敗れ準優勝に終わったが、04-05シーズンはそのミランを倒して欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)を制するなど輝かしい成績を収めている欧州の舞台とは対照的に、国内リーグではマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やアーセナル(Arsenal)やチェルシー(Chelsea)の後塵を拝し89-90シーズンを最後に優勝から遠ざかっており、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は、チームの主将ジェラードと副主将キャラガーの契約延長はリーグの覇権奪回に欠くことのできない条件としていた。(c)AFP