【9月28日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)が27日、416万ユーロ(約5億5300万円)の脱税容疑について弁明するため、父親のホルヘ・オラシオ・メッシ(Jorge Horacio Messi)氏と一緒にバルセロナ(Barcelona)郊外の裁判所に出廷した。

 ダークカラーのジャケットと白いシャツに身を包んだアルゼンチン代表のメッシが、報道陣の前でコメントすることはなかったものの、同選手の担当弁護士は、裁判所で行われた審理でメッシは疑惑が晴れることを望んでいると述べたとしている。

 弁護士は報道陣に対し、「メッシの発言は当局に対決姿勢を見せるものではなく、協力して現在の状況を解決したいという意思を表したものだ」と語った。

 ホルヘ氏とメッシ本人が肖像権収入の416万ユーロ(約5億5300万円)の脱税疑惑について質問を受けた裁判所の外には、多くの報道陣とファンが押しかけた。

 メッシとホルヘ氏は容疑を否定しており、不正はメッシの元代理人によるものだと主張している。

 裁判所によると、ホルヘ氏が当局から指摘を受けた416万ユーロに利息を加えた500万ユーロ(約6億6400万円)を納付しているため、彼らが有罪になる可能性は大きく引き下げられたとしている。