【8月18日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属するギャレス・ベイル(Gareth Bale)獲得のうわさが絶えない中、現在の陣容に対する満足感を強調した。

 今夏、一貫してベイルに興味を示しているレアル・マドリードは、報道によれば史上最高額の移籍金を提示して、ベイルを本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)へ迎え入れようとしている。

 しかしながらアンチェロッティ監督は、ベイルほどの選手であれば加入はいつでも歓迎だと認めた上で、現在のチームのバランスとまとまりに満足していることを強調した。

「手元の陣容にはとても満足しているが、優れた選手が来ればチームはさらに良くなるものだ。今のチームは経験ある選手と若手のバランスが取れている。雰囲気も良いよ」

「こうしてチームがまとまっていれば、何の問題もない。この一体感がシーズン中ずっと続くことを願っている」

 アンチェロッティ監督は18日のリーグ開幕戦、本拠地でのレアル・ベティス(Real Betis)戦で、レアル・マドリードの指揮官としての公式戦初戦に臨む。

 監督は、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)、ラファエル・バラン(Raphael Varane)、アシエル・イジャラメンディ(Asier Illarramendi)の3選手は、けがからの回復途上にあるため、開幕戦は欠場すると明言したが、GKについては、イケル・カシージャス(Iker Casillas)とディエゴ・ロペス(Diego Lopez)のどちらを先発起用するか、まだ決めかねているという。

 セリエAのACミラン(AC Milan)などの指揮官を歴任してきたアンチェロッティ監督は、チームが新シーズンのスタートダッシュを飾り、勝つだけでなく、刺激的で攻撃的なサッカーを披露することに期待を寄せている。

「試合には勝ちたいが、何度も言ってきたように、ここでは勝つだけでは足りない。攻撃的な良いサッカーをして勝つ必要がある。プレシーズンはそれだけのクオリティーを見せることができたから、明日も同じことができると信じている」

(c)AFP