【8月9日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)が8日、うわさされているマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)移籍の可能性を否定し、「FCバルセロナは僕の夢」と述べて残留を明言した。

 マンチェスター・ユナイテッドのデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は、セスク獲得を今夏の最大の目標とし、ユナイテッドはこれまで2度のオファーを提示したが、すべて失敗に終わっていた。

 10日にマレーシア選抜との親善試合を控えるセスクは、マレーシアで記者会見に臨み、「子どもの頃からずっとFCバルセロナでプレーするのが夢だった。それは現在も変わらない」と語っている。

 セスクのコメントは、同僚のジェラール・ピケ(Gerard Pique)とスポーツディレクターのアンドニ・スビサレッタ(Andoni Zubizarreta)氏による「セスクは残留」の主張を強調するものになった。

 セスクはスター選手が揃うFCバルセロナで定位置を確保できておらず、中盤の序列では同じスペイン代表のシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)やアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)、セルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)より下に位置していた。

 しかし、ティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)がドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に移籍したため、FCバルセロナはセスクを放出しない意向を示している。(c)AFP