【8月4日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は3日、「ピースツアー」を行うイスラエルに到着し、リオネル・メッシ(Lionel Messi)ら選手が熱烈な歓迎を受けた。

 地元警察による厳戒な警備体制が敷かれる中、バルサのユニホームに身を包んだ多数のファンがスペイン屈指の強豪チームを出迎えた。FCバルセロナはイスラエル人やパレスチナ人の子供たち向けのサッカークリニックを開催する。

 チームは訪問先のベツレヘム(Bethlehem)でパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長と対面し、エルサレム(Jerusalem)の嘆きの壁(Wailing Wall)にも足を運び、同日夜にはヘブロン(Hebron)でパレスチナの子供たち向けのイベントに臨んだ。

 4日にはイスラエルのシモン・ペレス(Shimon Peres)大統領と面会した後、テルアビブ(Tel Aviv)でイスラエルの子供たちをコーチングする予定となっている。

 イベント開催に当たってアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)は、「ゴールも大事だけれども、子どもたちを教育して一体感をもたらすことが何よりも大切だ」と語った。

 一連のイベントは、ペレス平和センター(Peres Centre for Peace)、イスラエルサッカー協会(Israel Football Association)、パレスチナサッカー協会(Palestine Football Association)によって主催されている。(c)AFP