【3月18日 AFP】11-12スペイン1部リーグは17日、第28節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がリーグ通算150得点目となるゴールを挙げる活躍を見せ、セビージャFC(Sevilla FC)を2-0で下した。

 FCバルセロナは前半18分にシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)のフリーキック(FK)で先制すると、同25分にはリオネル・メッシ(Lionel Messi)が最近6試合で14得点目となるゴールをループシュートで決め、追加点を挙げた。

 この結果、FCバルセロナは首位レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点差を7に縮めたものの、レアル・マドリードが18日のマラガ(Malaga CF)戦に勝利すれば、再び両者の差は10に戻る。

 試合後、FCバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「リーグのことは忘れてもらいたい。私たちが優勝することはないだろう。このチームが何かを持っているならば、それは戦う気持ちだ。しかし、われわれより結果を残しているチームがいる以上、事実を受け入れる必要がある」とコメントし、今シーズンのリーグ優勝は難しいとの見解を示した。

 しかしながらグアルディオラ監督は、「FCバルセロナというチームは勝つことにこだわるチームだ。欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)でのACミラン(AC Milan)との準々決勝は厳しい戦いになると思うが、リーグ戦で主力を温存するようなことはしない」と話し、最後までリーグ戦を戦い抜くことを誓っている。

■ラージョが欧州カップ戦出場権獲得圏内に前進

 同日行われたその他の試合では、ラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)が3-0でレアル・ベティス(Real Betis)に快勝し、欧州カップ戦出場権獲得圏内まで勝ち点1差に迫った。

 グラナダ(Granada CF)は2-0でスポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)に勝利し、降格圏を脱出した。また、ヘタフェ(Getafe CF)は1-0でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に勝利し、最下位レアル・サラゴサ(Real Zaragoza)は、オサスナ(CA Osasuna)と1-1で引き分けている。(c)AFP/Tim Hanlon