【8月20日 AFP】スペインサッカー選手会(Asociacion de Futbolistas Espanoles、AFE)は19日、選手の給与保証でクラブ側と合意することができなかったため、新シーズンの開幕節でストライキを行うと発表した。

 20日にスペイン1部と2部リーグの2011-12シーズン開幕が予定されていたが、27年ぶりに延期されることとなった。

 選手会とクラブ側の代表を務めるプロサッカーリーグ機構(Professional Football LeagueLFP)は、20日と22日に再び交渉を行う。

 選手会は給与の保証と、3か月連続でクラブから選手に給与が支払われなかった場合、契約破棄が認められるよう提案しているが、リーグ側は拒否している。

 現在スペイン1部と2部リーグで200名以上の選手に給与が支払われておらず、選手会側は総額は5000万ユーロ(約55億円)の支払いを求めているが、財政難のクラブが増加している上に、リーグ機構とメディアの間で試合放映権の問題が決着していないため、解決のめどは立っていない。(c)AFP