【5月16日 AFP】10-11スペイン1部リーグは15日、第37節の試合が行われ、11日に優勝を決めたFCバルセロナ(FC Barcelona)は、デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)とスコアレスドローに終わった。

 28日に行われるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)決勝を控えたバルセロナ。王者を称える伝統で、試合前のピッチでデポルティボの選手たちが出迎えるなか、登場したメンバーは控え選手が中心となった。

 残留をかけて戦うデポルティボが、リオネル・メッシ(Lionel Messi)ら中心選手が控えに回ったことを喜んだことは間違いない。デポルティボは価値ある勝ち点1を手にした。最終節を前に、デポルティボと降格圏チームの勝ち点差は1となった。

 一方、レアル・マドリード(Real Madrid)は、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の2ゴールなどでビジャレアル(Villarreal CF)を3-1で下した。これでロナウドは、リーグ最多記録記録となる38ゴールに並んだ。

 前半22分にフリーキック(FK)から得点。後半ロスタイムには、この試合での自身2点目を決めたロナウドは、直近3試合で9得点を挙げており、順調に得点王獲得に向けて進んでいる。2位には、31ゴールでバルセロナのメッシが続いている。

 スペイン1部リーグのシーズン最多得点記録である38得点は、過去には1950-51シーズンにアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)の故テルモ・サラ(Telmo Zarra)氏、1989-90シーズンにレアル・マドリードのウーゴ・サンチェス(Hugo Sanchez)氏が記録している。

 他の試合では、バレンシア(Valencia CF)がレバンテ(Levante)とのダービーを0-0で試合を終え、2年連続で3位の座を確保。欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)本戦からの出場権を手にしている。(c)AFP/Phil Seery