【5月8日 AFP】10-11スペイン1部リーグは7日、第35節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid、以下レアル)が6-2でセビージャFC(Sevilla FC)を下し、優勝へのかすかな望みをつないだ。

 レアルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、4得点の活躍を見せ、今シーズンのリーグ戦での得点を33に伸ばした。これでレアルは、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を5とした。バルセロナは8日にRCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのカタルーニャ・ダービーを戦う。

 カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が絶好のチャンスをふいにしたレアルだったが、前半21分にセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)の得点で先制すると、同30分にはペペ(Pepe)のパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドが追加点、その13分後にはカカ(Kaka)が3点目を決めて前半を折り返した。

 後半15分にアルバロ・ネグレド(Alvaro Negredo)に1点を返されたレアルは、クリスティアーノ・ロナウドが同19分、25分、30分に立て続けにゴールを奪った。これでクリスティアーノ・ロナウドは今季通算得点を33とし、バルセロナのリオネル・メッシ(Lionel Messi)を2ゴール上回った。その後、レアルはセビージャの反撃をネグレドの2得点目のみに抑えた。

 同日行われた試合ではバレンシア(Valencia CF)がレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を3-0で下し、3位フィニッシュへ弾みをつけた。また、ヨーロッパリーグ2011-12(UEFA Europa League 2011-12)の出場権を狙うアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が0-3でマラガ(Malaga CF)に敗れため、レバンテ(Levante)を3-2で下したアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)が5位に順位を上げている。(c)AFP/Tim Hanlon