【7月30日 AFP】サッカー、スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・マドリード(Real Madrid)が今週にも、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するカカ(Kaka)に対して9000万ユーロ(約146億円)の巨額オファーを提示するのではないかと、スペインのマルカ(Marca)紙が報じた。

 紙上では「レアル・マドリードはカカに全精力を注ぐだろう」とし、オファーは「水曜日か或いは木曜日」に出される予定で、公式にはレアル・マドリードのジュリオ・バプティスタ(Julio Baptista)の移籍について両クラブの首脳陣がミラノで話し合う事になっていると報じている。

 2006-2007シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)制覇に貢献したカカをレアル・マドリードのラモン・カルデロン会長(Ramon Calderon)は獲得希望選手の筆頭に挙げているが、カカとミランの契約は2011年の6月まで残っており、イタリアのANSA通信のインタビューに対し、「レアル・マドリードはファンタスティックなクラブだけど、お金が全てでは無い。ミランを去ったことをどれくらい深く後悔したかというのを友人たちから聞いて、学んだんだ。それに、僕はここで歴史を作り上げたい」と語るなどして、イタリアでのプレーを希望している。

 このオファーが成立すればプロサッカー史上最高の移籍金額となるが、これまでの最高額は2001年にレアル・マドリードが元フランス代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏の移籍時に、当時所属していたユベントス(Juventus)へ支払った7500万ユーロ(当時のレートで約88億円)とされている。

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