【9月19日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ2013(AFC Champions League 2013)は18日、準々決勝第2戦が各地で行われ、広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)が4-1でレクウィヤ(Lekhwiya)に勝利し、2試合合計スコア6-1で準決勝に進出した。

 中国勢としては8年ぶりのベスト4入りを果たした広州恒大は、国内タイトルを含めた3冠達成に望みをつないだ。

 広州恒大は準々決勝第1戦でも得点を決めているダリオ・コンカ(Dario Conca)とエウケソン(Elkeson de Oliveira Cardoso)がそれぞれ得点を記録し、危なげなく試合の主導権を握った。

 さらにムリキ(Luiz Guilherme da Conceicao Silva 'Muriqui')の大会通算9得点目でリードを広げた広州恒大は、後半6分にオウンゴールでレクウィヤに1点を献上したものの、同32分にエウケソンがチーム4得点目を挙げて突き放した。

 広州恒大で指揮を執るマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督は、現在3つのタイトルを視野に入れている。チームは中国スーパーリーグで勝ち点14差の首位に立ち、国内カップ戦では準決勝に駒を進めている。

 広州恒大は準決勝で柏レイソル(Kashiwa Reysol)と対戦する。レイソルは同日行われたアル・シャバブ(Al Shabab)との第2戦を2-2で引き分け、2試合合計3-3で4強入りした。

■FCソウル、エステグラル・テヘランFCが準決勝に

 そのほかの試合では、FCソウル(FC Seoul)が終了間際のゴールでアル・アハリ(Al Ahli SC)を1-0で下し、2試合合計スコア2-1で準決勝に進出した。

 また、エステグラル・テヘランFC(Esteghlal Tehran FC)が2-1でブリーラム・ユナイテッド(Buriram United)を下し、2試合合計スコア3-1でベスト4に残っている。

 ブリーラムは前半38分にスペイン人DFのスマル・バルバ・イバネス(Osmar Barba Ibanez)が先制点を挙げると、0-1で敗れた第1戦との合計スコアで同点となり、本拠地サンダー・キャッスル・スタジアム(Thunder Castle Stadium)に集まったファンは狂喜した。

 しかし、後半8分にエステグラルはハニフ・オムランザデ(Hanif Omranzadeh)が1点を返して1-1の同点に追いつくと、試合終了間際にはアンドラニク・テイムリアン(Andranik Teymourian)が決勝点を奪った。(c)AFP