【9月11日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選は10日、各地で行われ、グループIのフランスは4-2でベラルーシに勝利した。

 ここまで5試合連続無得点だったフランスは、ベラルーシに2度のリードを許すも、フランク・リベリ(Franck Ribery)が2得点を挙げる活躍を見せ、チームの無得点記録に終止符を打った。

 代表チームの無得点記録を更新したフランスだったが、後半に一挙4得点を奪って6試合ぶりの勝利を収め、消化試合数が1試合少ないグループIの首位スペインと勝ち点で並んでいる。

 前半32分に守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)のミスからベラルーシのイゴール・フィリペンコ(Egor Filipenko)に先制点を許したフランスだったが、後半2分にリベリのPKで1-1の同点に追いついた。

 フランスはリベリの得点で、3月のグルジア戦から続く無得点記録を526分で止めている。

 しかし、この日のロリスは不安定なパフォーマンスを見せ、後半12分にはチモフェイ・カラチェフ(Timofei Kalachev)のミドルシュートを防ぎきれず、ベラルーシに2-1と勝ち越すゴールを許した。

 それでもフランスは、後半19分にリベリのこの日2点目となるゴールで再び同点に追いつくと、その後はサミル・ナスリ(Samir Nasri)、ポール・ポグバ(Paul Pogba)が立て続けに追加点を奪い、チームを勝利に導いた。

 この日W杯予選の試合がなかったスペインと勝ち点14で並んだフランスは、プレーオフに進出できるグループIの2位以内を確保している。

 また、この試合でフランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、代表チームで1217分間無得点に終わっているカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)を先発から外す決断を下し、アーセナル(Arsenal)でプレーするオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)を1トップに起用した。(c)AFP