【9月7日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の南米予選は6日、各地で行われ、コロンビアが1-0でエクアドルに勝利し、1998年フランス大会以来となるW杯出場にまた一歩近づいた。

 雨のため開始時間が遅れ、さらにはハーフタイムに照明が故障したため一時中断を余儀なくされた試合でコロンビアは、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)に所属するハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が決勝点を奪った。

 この勝利で、最低でもプレーオフ進出の権利を手にできる南米予選5位以内を確保したコロンビアは、勝ち点26でアルゼンチンと並んだ。コロンビアとアルゼンチンは、同日に行われるほかの結果次第で、来年の本大会出場が確定する。

 試合序盤にガブリエル・アチリエル(Gabriel Achilier)が退場となり、10人で数的不利の戦いを強いられたエクアドルは、後半獲得したPKで引き分けに持ち込むチャンスを得たが、これを主将のワルテル・アジョビ(Walter Ayovi)が外した。

  また、会場のエスタディオ・メトロポリターノ・ロベルト・メレンデス(Estadio Metropolitano Roberto Melendez)は、試合前の豪雨によりピッチが浸水し、いたるところで水が大量に溜まるなど一時危険な状態に陥った。

 しかし、スタジアムのスタッフが全力で排水作業に取り組んだことで、主審は試合開始を90分遅らせることを決断した。

 後半はスタジアムの照明が消灯したため15分遅れで始まったが、再開直後にコロンビアのGKダビド・オスピナ(David Ospina)が頭部を激しく打ち、治療を受けたことでさらに数分間ほど遅延した。(c)AFP