【7月30日 AFP】サッカーエクアドル代表FWのクリスチャン・ベニテス(Christian Benitez)がカタールで急死した。27歳だった。29日、同選手の代理人が発表した。

 代理人を務めるホセ・チャモロ(Jose Chamorro)氏は、エクアドル国内のテレビで、ベニテスが心臓発作に襲われたと明かした。29日にベニテスは腹部の痛みを訴え、搬送された病院で死亡したという。

 メキシコ1部リーグのクラブ・アメリカ(Club America)でプレーした昨季は得点王に輝いたベニテスは、カタールのエル・ジャイシュ(El-Jaish)への移籍を完了させるためのメディカルチェックのため、同国入りしていた。

 同クラブによると、チューチョ(Chucho)のニックネームを持つベニテスは28日に試合に出場したものの、「健康上の問題は何ら訴えていなかった」としている。しかしながら、同クラブはベニテスの死因については発表していない。

 ベニテスは2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を目指すエクアドル代表指揮官レイナルド・ルエダ(Reinaldo Rueda)監督から、中心選手の一人とみなされていた。エクアドルは現在南米予選で3位につけている。

 ベニテスがかつて所属していたバーミンガム・シティ(Birmingham City)でチームメートだったリー・カーズリー(Lee Carsley)氏は英国放送協会(BBC)に対し、「素晴らしい能力があって、素早く、自由な精神を持っていたことを思い出します。彼の得点力は目を見張るものでした」と振り返っている。(c)AFP