【3月19日 AFP】19日発売の仏サッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」は、デビッド・ベッカム(David Beckham)がサッカー界の長者番付の首位に立ったと報じた。

 1月にフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)と今季末までの短期契約を結んだベッカムは、選手としてはキャリアの終盤に差し掛かっているものの、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を抑えた。

 同誌によると、2012-13シーズンのベッカムの収入は3600万ユーロ(約44億5000万円)になる見込みで、4年連続でFIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)に輝いているメッシを上回る。

 ベッカムは昨年12月に米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)を退団しているが、同クラブでの推定年俸170万ユーロ(約2億1000万円)に加えてボーナス130万ユーロ(約1億6100万円)の報酬があり、さらに広告などを含めたその他の収入が3300万ユーロ(約40億8300万円)に上る見通しとなっている。

 ベッカムはPSGに在籍している期間の給与は慈善団体に寄付することを契約後に明らかにしている。

 2位のメッシは、ボーナスを含めた年俸1300万ユーロ(約16億800万円)と、広告収入等を含めて3500万ユーロ(約43億3000万円)の収入となっており、3位のロナウドは年俸とボーナスが合わせて1350万ユーロ(約16億7000万円)、その他の収入を含めると年収が3000万ユーロ(37億1100万円)となる。

 一方、最も収入が多い指揮官は、年収1400万ユーロ(約17億3200万円)でレアル・マドリードを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督となった。PSGのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が1200万ユーロ(14億8500万円)で2位、中国スーパーリーグ(1部)の広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)を指揮するマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督が1100万ユーロ(約13億6100円)で3位と続いている。(c)AFP