【7月1日 AFP】フランスサッカー連盟(French Football FederationFFF)は30日、同国代表チームを率いるローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督の退任を発表した。

 2010年の監督就任時にFFF側から提案されていた4年契約を断っていたブラン監督はAFPの取材に応じ、「FFFのノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長と今後の方針について話し合ったが、意見をまとめることができなかった。そして、これまでの成果を踏まえて反省した結果、サッカー連盟に契約を延長する意思がないことを伝えた」と明らかにした。

 2010年のサッカーW杯南アフリカ大会終了後に退任したレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)氏の後を引き継いで監督に就任したブラン監督は、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)で準々決勝進出を果たしたことで最低限の目標は達成していた。

 しかしながらフランスはグループリーグ最終戦でスウェーデンに0-2で敗れ、チームの無敗記録が23試合でストップすると、控室ではブラン監督とハテム・ベン・アルファ(Hatem Ben Arfa)をはじめとする数人の選手が衝突してチーム内に再び不協和音が生じ、スペインに敗れた準々決勝では監督の采配に批判が集まっていた。(c)AFP