【6月9日 AFP】サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)が8日、共催国ポーランドで開幕し、ワルシャワ(Warsaw)で行われたグループAのポーランド対ギリシャの試合は1-1の引き分けに終わった。

 開催国のポーランドは、途中出場したゴールキーパー(GK)のプジェミスワフ・ティトニ(Przemyslaw Tyton)がペナルティーキック(PK)を止める活躍を見せ、2004年大会王者のギリシャと引き分けた。

 前半17分にポーランドは、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)で活躍するロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のゴールで先制すると、ハーフタイム直前にはギリシャのソクラティス・パパスタソプーロス(Sokratis Papastathopoulos)が退場処分となり、数的優位に立った。

 1-0とリードして後半を迎えたポーランドだったが、同6分にイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属する守護神ヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)がギリシャのディミトリス・サルピンギディス(Dimitris Salpingidis)に同点ゴールを許すと、同26分にはペナルティーエリア内でサルピンギディスを倒し、ギリシャにPKを与えると同時に退場処分を受けた。

 しかしながら、急遽ゴールマウスを守ることになったティトニは、最初のプレーでギリシャの主将ギオルゴス・カラグニス(Giorgos Karagounis)のPKをセーブし、ポーランドを敗戦の危機から救う英雄になった。(c)AFP/Jonathan Fowler

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