【12月11日 AFP】(記事更新)11クラブW杯(2011 FIFA Club World Cup)は11日、愛知県の豊田スタジアム(Toyota Stadium)で準々決勝2試合が行われ、柏レイソル(Kashiwa Reysol)とアル・サード(Al-Sadd)が準決勝に進んだ。

 2011年シーズンJリーグ1部(J1)王者の柏レイソルはPK戦の末、CONCACAFチャンピオンズリーグ(CONCACAF Champions League 2010-11)王者のモンテレイ(Monterrey)を下した。

 柏は、後半8分にレアンドロ・ドミンゲス(Leandro Domingues Barbosa)が目をみはるようなボレーシュートを決めて先制したものの、その5分後にモンテレイはウンベルト・スアソ(Humberto Suazo)のゴールで同点に追いついた。

 試合は1-1のまま延長前後半を終了してPK戦に突入、柏は5人目の林陵平(Ryohei Hayash)が勝利を決めるシュートを蹴りこみ、4-3でPK戦を制した。勝った柏は、14日の準決勝でリベルタドーレス杯2011(Copa Libertadores de America 2011)覇者のサントスFC(Santos FC)と対戦する。

 一方、AFCチャンピオンズリーグ2011(AFC Champions League 2011)王者のアル・サードはCAFチャンピオンズリーグ2011(CAF Champions League 2011)王者のエスペランス(Esperance)を2-1で下した。

 アル・サードは前半33分、フランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に所属していたアブドゥル ・カデル・ケイタ(Abdul Kader Keita)が強烈なシュートを放つと、エスペランスのゴールキーパー(GK)モエズ・ベン・シェリファ(Moez Ben Cherifia)がこれを弾き、そのこぼれ球をハルファン・アル・ハルファン(Khalfan Al Khalfan)が押し込んで試合の主導権を握られる中で先制した。

 1-0で迎えた後半4分にアル・サードは、フリーキック(FK)からゴール前で李正秀(Lee Jung-Soo、イ・ジョンス)が落としたボールを、ノーマークのアブドゥラ・コニ(Abdulla Koni)が詰めて追加点を挙げると、エスペランスの反撃をセットプレーからのウサマ・ダラギ(Ousama Darragi)の1点に抑え、大会初出場同士の戦いを制した。

 アル・サードは、15日の準決勝で欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)覇者のFCバルセロナ(FC Barcelona)と対戦する。(c)AFP/Peter Stebbings