【11月21日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)の王者を決めるMLSカップ(MLS Cup 2011)が20日、カリフォルニア(California)州カーソン(Carson)のホーム・デポ・センター(Home Depot Center)で行われ、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)が1-0でヒューストン・ダイナモ(Houston Dynamo)を破り、優勝を飾った。

 2011年のレギュラーシーズン最高成績を収め、ホームでは無敗を誇ったギャラクシーが、優勝でシーズンを締めくくった。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で6回、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で1回のリーグ優勝を経験しているデビッド・ベッカム(David Beckham)は、ギャラクシー在籍5年目で初となるMLS制覇を成し遂げた。

 ギャラクシーは後半27分、ベッカムのヘディングに反応したアイルランド代表ロビー・キーン(Robbie Keane)のアシストからランドン・ドノバン(Landon Donovan)が決勝点を挙げた。

 マン・オブ・ザ・マッチに選出されたドノバンは、試合終了のホイッスルと同時に喜びを分かち合ったベッカムがハムストリングを負傷していたことを明かし、片足だけでプレーしていた同選手を「戦士のようだ」と称えた。

 12月に契約満了を迎えるベッカムは、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)への移籍が噂されており、今後もギャラクシーでプレーし続けるか明言していない。

 試合後にサポーターから残留を望む声が挙がったベッカムは、「厳しいシーズンが報われてとても嬉しく思う。僕は勝つためにプレーしている。ギャラクシーに残るにしても去るにしても、素晴らしい5年間だった」と話した。(c)AFP/Rebecca Bryan