【6月6日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属する日本代表ミッドフィールダー(MF)香川真司(Shinji Kagawa、22)が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United、以下ユナイテッド)の獲得に向けた調査対象に挙がっていると、6日の日刊スポーツ(Nikkan Sports)が報じた。

 同紙は、負傷から4か月ぶりに復帰した香川が出場する11-12シーズンのドルトムントの試合を偵察するスカウトチームを、アレックス・ファーガソン監督(Alex Ferguson)率いるユナイテッドが送り込む計画を立てているとし、早ければ2011年中に香川の夢であるビッグクラブへの移籍が成立すると報じている。

 10-11シーズンの開幕を前にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)からドルトムントに移籍した香川は、国内リーグ戦で17試合に出場し8得点を挙げたが、1月に右足の指を骨折していた。

 日刊スポーツによれば、マンチェスター・ユナイテッドは香川に興味を示していたが、1月に行われたアジア杯(Asian Cup)準決勝で香川がけがをしたことで手を引いたという。当時、香川に対してはスペイン1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)やアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)やプレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)も興味を示しているという報道もされていた。

 英国のラジオ局トークスポート(talkSport)によると、ユナイテッドが香川に対し移籍金2000万ポンド(約26億円)の値を付けているという。(c)AFP