【3月26日 AFP】サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)は25日、各地で予選が行われ、アウェイで試合を行ったフランス、イタリア、オランダがそれぞれ勝利した。

 フランスは、ルクセンブルクを2-0で下し、ローラン・ブラン(Laurent Blanc)新監督の下で立て直しを図っている。前半28分にフィリップ・メクセス(Philippe Mexes)のゴールで先制すると、後半27分にはヨアン・グルクフ(Yoann Gourcuff)が追加点を決めた。国際試合で6連勝を飾り、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)のトラウマを拭い去ったフランスは、グループDで消化試合が一つ少ない2位ベラルーシとの勝ち点差を4に広げている。

 イタリアは、ブラジル生まれのティアゴ・モッタ(Thiago Motta)の挙げた1点を守る戦いぶりでスロベニアを下した。代表戦出場2試合目のモッタは、後半28分にネットを揺らし、イタリアのグループCでの首位の座を堅固なものにした。ここまで無敗のイタリアは、2位以下に勝ち点6差をつけている。

 また、この試合の開始前には、スタンドに集まった地元クラブのオリンピア・リュブリャナ(Olimpia Ljubljana)とライバルチームのNKマリボル(NK Maribor)のサポーター同士が乱闘騒ぎを起こしている。

 W杯南アフリカ大会で準優勝だったオランダは、ハンガリーを4-0で下し、グループEで5戦全勝を飾った。前半8分にラファエル・ファン・デル・ファールト(Rafael Van Der Vaart)のゴールで先制したオランダは、同ロスタイムにイブラヒム・アフェレイ(Ibrahim Afellay)が2点目を挙げ、後半9分にディルク・カイト(Dirk Kuyt)が追加点を決めると、同17分にはロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)がワンサイドゲームを締めくくった。(c)AFP