【8月25日 AFP】日本サッカー協会(Japan Football Association、JFA)の原博実(Hiromi Hara)強化担当・技術委員長は24日、次期代表監督選びが難航しているため、9月に行われる国際親善試合のパラグアイ戦(4日、横浜)とグアテマラ戦(7日、大阪)で自らが代行監督を務めると発表した。

 原委員長は、Jリーグの浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)とFC東京(FC Tokyo)で監督経験がある。

 W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で日本を自国開催以外では初となる16強入りに導いた岡田武史(Takeshi Okada)監督との契約が8月末で切れるため、原委員長が後任監督の選考にあたっていた。

 海外で監督候補と面談をしていた原委員長は同日、帰国し、スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)の監督を5月に解任されたマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)氏、ギリシャ1部リーグのオリンピアコス(Olympiacos)の監督に就任したエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)氏との交渉が決裂していたことを明かした。

 選考基準について原委員長は、日本代表がもうワンランク上に行くために、より高いレベルで実績がある人、日本をリスペクトし、日本らしさや日本の特長を生かしたサッカーを実現できる人と説明している。

 原委員長は名前を明かしていないが、複数の候補者と交渉を続けているとし、協会が返事を待っている候補者もいると話している。(c)AFP